Tシャツの話・ファッションとしてのTシャツの歴史や種類について解説

ファッションとしてのTシャツの歴史や、その種類について解説しています。Tシャツは、第一次世界大戦の頃に海軍兵士が着用したアンダーウェアが起源とされていますが、現在のようにアウターウェアとして着られるようになったのは第二次世界大戦後。その後、時代の文化を反映しながら今に至るまでのこと、そしてTシャツの種類についてご紹介していきます。

Tシャツの話

Tシャツは、第一次世界大戦の頃に海軍兵士が着用したアンダーウェアが起源とされていますが、現在のようにアウターウェアとして着られるようになったのは第二次世界大戦後。その後、Tシャツは時代の文化を反映しながら発展してきました。この記事では、ファッションとしてのTシャツの歴史と、Tシャツの種類についてご紹介していきます。

ファッションとしてのTシャツの歴史

Tシャツがファッションとして確固たる存在感を持ったのは第二次大戦後のこと。当時のハリウッドスター「マーロン・ブランド」や「ジェームズ・ディーン」の男らしさは、そのまま「白Tシャツ=男らしさ」として解釈されました。下着として誕生したTシャツは、その後、労働者たちに好まれるようになり、今も多くの人たちが白Tシャツにこのイメージを持っています。

その後、コマーシャル目的として利用されることが多くなったTシャツですが、1970年代に入るとヒッピー文化やパンク、ロックなどと融合し、その時代を象徴する存在となりました。ヒッピー文化ではプリントTシャツ、タイダイTシャツなどが流行し、また反戦運動のメッセージを運ぶ役割にも使われました。1970年代から80年代のTシャツは、音楽、芸術、ファッションのシンボルであり、その世相を映すかのような役割は現在も受け継がれていると言っていいでしょう。

アウター、そしてカジュアルウェアとしての立場はすでにこの頃から確立しているTシャツですが、近年のオフィスカジュアルの台頭により、ビジネスの場でも受け入れられてきています。多くの高級ブランドがTシャツを発表していることも、Tシャツがカジュアルファッションとして完全に認識されている証しでしょう。ファッションとしてのTシャツは、このような歴史を経て今に至りますが、これからも時代のメッセージを運び、そして未来へと記憶を伝える役割を果たしてくれることでしょう。

Tシャツの種類について

Tシャツは、袖を広げた状態で「T型」のルックスを持ち、コットンや麻、そしてコットンと化学繊維のミックスなどが素材として使われるシャツのことです。温かい時期はアウターとして、寒い時期にはインナーとして年間を通して多くの人々が着用しています。日本では1970年代に広まり、当時の若者を中心に受け入れられ、それ以降、本場アメリカの文化を運ぶかのように日本だけではなく世界中で愛されています。

フィットによる分類

・レギュラーフィット

その名のとおり、もっとも一般的な形のTシャツボディです。ゆったりした身幅と短めの着丈である場合が多いようです。

・タイトフィット

肩周辺から脇にかけてタイトになっているボディ。当然、身幅は細めで着丈も短くなっています。このようなボディの性格から、素材には伸縮性のあるものが多く使われています。

襟の形状による分類

・クルーネックTシャツ

クルーネックは襟ぐりが浅い丸首のTシャツです。多くのTシャツがこのクルーネックを採用しています。

・ラウンドネックTシャツ

ラウンドネックは、クルーネックにひじょうに近い形状ですが、より襟ぐりが深いタイプのTシャツです。

・VネックTシャツ

その名のとおり、襟ぐりがV字になっています。本来はレディスの衣類に採用されていましたが、現在はメンズアパレルにも多く採用されています。

・ヘンリーネックTシャツ

ヘンリーネックは、前ボタンが付いた襟が特徴で、ボート競技のユニフォームが起源だと言われています。

・ボートネックTシャツ

ボートネックは、ボートのように襟ぐりが横長で浅いことが特徴です。

・キーネックTシャツ

キーネックは、鍵穴に似た切れ込みが正面に入っていることが特徴です。

・ハイネックTシャツ

首まで達する襟が特徴です。

・タートルネック

いわゆる徳利タイプです。

Tシャツのジャンル

Tシャツというファッションにジャンル分けは必要ないかもしれません。しかし、同じような特徴を持ったTシャツを好む人が多いのも事実。ここからは、かなり大雑把ではありますがTシャツのジャンルについて考えてみたいと思います。

・ロックTシャツ

バンドTシャツとも呼ばれる「ロックTシャツ」。主にロックバンドのツアーTシャツのことを指しますが、バンドのロゴTなど、ロックバンド関連のTシャツならばロックTシャツと言えるでしょう。特に1970年代から80年代のロックTシャツの中には、ビンテージとして高値で取引されているものも存在します。

・アメカジTシャツ

アメカジTシャツは、広い意味で言えばアメリカンファッションブランドのTシャツも含まれますが、イメージとしてはアメリカっぽいカレッジ系のデザインを持つTシャツであれば、こう言えるのではないかと考えます。古着Tシャツもひじょうに人気で、Championなど、アスレチックブランドのビンテージTシャツの中には、高額で取引されるものもあります。

・パロディTシャツ

パロディTシャツは、ブランドやキャラクターを含む、あらゆるものをパロディ化してプリントしたTシャツです。パロディは世界的にも人気でインターネットオークションサイトのeBayをチェックすると、数多くのパロディTシャツが出品されています。日本ではオリジナルクラスTシャツのネタとしても取り入れられ絶大な人気を誇りますが、権利の侵害や名誉毀損などに当たる可能性もあり、製作する際には注意が必要です。

・ロゴTシャツ

ロゴTシャツは、企業ロゴなどがプリントされたTシャツのことです。Tシャツは、その誕生から進化する過程で、選挙キャンペーンや製品の広告など、何かをプロモートする媒体として利用されてきました。現在ももちろんキャンペーン目的で使用されており、ファストフードチェーンやコーヒーチェーンなどのTシャツは、いつの時代も人気があります。

・キャラクターTシャツ

キャラクターTシャツは、人気アニメキャラクターなどのプリントTのことです。日本では衣料品の量販店でもキャラクターTシャツが多く販売されています。ディズニーキャラクターがプリントされたビンテージのTシャツには、かなりの高値が付くものもあります。

・メッセージTシャツ

メッセージTシャツは、多くの場合、パロディTシャツも兼ねています。しかし、シリアスなメッセージを運ぶこともあります。Tシャツが一般的なものとなり、その発展の過程にはベトナム戦争がありました。Love & PeaceのメッセージはTシャツにプリントされ世界中に広がりました。その他、環境問題などの啓発メッセージがプリントされたTシャツもメジャーな存在です。

Tシャツはジャンル分けがはっきりしているわけではなく、多くのTシャツが複数ジャンルにまたがって存在しています。最後にメッセージTシャツをご紹介しましたが、Tシャツが進化してきたその足跡を見ると、メッセージ性があって然るべきなのです。現在は個性を表現する手段としても好まれているTシャツ。あなたもTシャツの世界にどっぷりと浸かってみませんか?